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Q&A:代理人への賃金支払は可能か?

当社の従業員が給与支給日の前日にインフルエンザにかかり会社をお休みをすることになりました。当社は賃金を現金払いでおこなっているため、欠勤の間は賃金を会社で預かる予定でした。しかし、奥さんが会社に来社し賃金を夫の賃金を払ってほしいと申出をしてきました。この場合は本人ではありませんが、大丈夫でしょうか?

直接払の原則は賃金を本人以外の者に賃金を支払うことを禁止するものです。したがって、労働者の親権者その他法定代理人、委任を受けた任意代理人に賃金を支払うことは労働基準法違反となり、その支払いは無効となります。 ただし、行政通達では使者への支払いは差し支えありません。代理人と使者の区別は困難な場合が多いですが、社会通念上、本人に支払うのと同一の効果を生ずるような者であるか否かによって判断することとなります。このように本人が病気で賃金を受けとれないケースで、妻が使者として受け取るのであれば問題はありません。