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Q&A:有給休暇の届出を2週間前に強制するのは可能?

当社では業務上の支障がでないために有給休暇は2週間前までに届けることとして就業規則に定めています。先日3日前に有給休暇を請求してきた従業員がいました。会社としては有給休暇の取得を拒否しようと考えていますが問題はあるでしょうか。

有給休暇の申請期限を合理的な理由なく不当に長く設定することは問題があります。2週間という期間は一般的には長いと判断される可能性が高いでしょう。そのため、就業規則の規定を理由に3日前の有給休暇の請求を拒否することはできません。判例では「年休の請求を2日前までに行うこととする就業規則について、時季を指定すべき時期について原則的な制限を定めたものとして合理性がある」(昭和57年3月18日判決 最高裁一小 電電公社此花電報電話局事件)となっております。一般的には2日前から1週間前の一定の合理的な範囲で事前に申請を求めることに問題はないといえますので、就業規則については変更をおこなうことをお勧めいたします。