労働トラブルQ&A

労働トラブルお悩み解決道場TOP » Q&Aカテゴリ一覧 » 退職 » Q&A:賞与支給日には退職している予定の従業員への賞与はどうしたらいいでしょうか。

Q&A:賞与支給日には退職している予定の従業員への賞与はどうしたらいいでしょうか。

当社では賞与の支給について、冬期は5~10月を算定対象期間とし、12月末に支給することにしています。12月15日付で退職願を出していた従業員がいた場合、この従業員に対して賞与を支給しないことは問題ないでしょうか。算定対象期間には在職していたこともあり、法的に問題がないか心配です。

今回のご質問の場合、賞与についての法律上の支払い義務はありません。よって会社が自由に定めることができます。就業規則に「支給対象者は支給日現在在籍している者」と、支給日在籍要件が書かれていれば、算定対象期間に在籍していても、支払う必要はありません。就業規則を作成・変更する際には、この一文を必ずいれるようにしましょう。
就業規則に支給日在籍要件が定められていない場合は、退職日までに賞与の支給額や算定方法が決定しているかどうかがポイントになります。賞与の請求権については、「使用者が具体的な支給額の計算方法を決定した時点、またはこの点について労使の合意が成立した時点」とされる考えがあります。
退職日において支給額の計算方法が決定していれば(賞与の額が決定していれば)、賞与の請求権を従業員がもつという解釈になります。また、長期にわたり定額または定率で賞与を支給していた実績がある場合も、算定対象期間に在籍していた退職予定従業員に対し、賞与の請求権が認められています。
就業規則に定めがあるか否かが非常に重要です。